
「会社資産について真剣に考えたい」
「会社の売上を伸ばすにはどうすればいいの?」
「ウェルスデザインセッションに興味がある」
会社には会社資産と呼ばれるものがあり、それがあって初めて会社経営ができるわけです。
この会社資産と言うのは、非常に重要な役割を果たす事は言うまでもありませんが、経営者としてはこのコントロールがとても重要になります。
当然会社は経営をしている以上は、昨年度よりも売り上げを伸ばさなければいけず、利益を出さなければいけません。
そうでなければ、はっきり言って会社が存続する意味があまりないからです。
つまり現状維持の恐竜他の団体と対して変わらないでしょう。
法人は利益を出して去年より伸ばすことが大事
ただ法人と言う名前がついている以上は、とにかく利益を出して去年より伸ばすことです。
経営的にうまくいっている会社と言うのは、昨年度よりも伸びている可能性が高いでしょう。
とは言え、確実に伸びることが重要だとしても、急激に伸びるのは危険極まりないといえます。
株式投資など友達になりますが、急激に伸びた株と言うのは、途中で高止まりをして、下落する可能性があります。
ずっと伸び続けると言うことがなく、途中でどこかで失速することになる事は想定をしておいた方が良いかもしれません。
理想的には、毎年前年度の3%から5%伸びると言うことです。
これぐらいならば、ある程度大きくなった会社でも実現可能かもしれません。
本当に大きな会社で成熟しているならば、1%でも良いのでのびたほうが良いと言えるでしょう。
はっきりって成熟している産業や成熟している会社に関しては、毎年10%を見ると言う事はまず考えにくいとウェルスデザインセッションでも解説しています。
参考/ウェルスデザイン
大きな会社と言うのは伸びしろがあまりない
この点は株式投資をする場合にも勉強になりますが、大きな会社の株さえ買っておけば間違いないと言うと思いますが、大きな会社と言うのははっきりって伸びしろがあまりありません。
人間で言えば、20歳を超えた人の身長があまり伸びないあるいはほとんど伸びないのと同じです。
やはりある程度伸びる時期と言うものがあり、そのときにある程度伸びておけば、高い状態を維持することができるわけですが、成熟した状態で伸ばすと言うのはとても難しく、コペルニクス的な発想が必要になると言うかもしれません。
とは言え、これは完全に理想論であり大きな企業を考えた場合の特殊な考え方になります。
たいていの企業は、赤字になることも多く、3年以上続けることが難しいかもしれません。
なぜ3年以上続けるのが難しいかと言えば、それは経営的に才能がないことを考えられます。
時代を読む力が重要になる
そして、時代を読む力と言うのもとても重要になるでしょう。
この辺は投資をする場合と非常に似ていると言っても良いかもしれません。
投資をする力と言うのは、先を読む力で森先を読んだ先にさらにどのような方向に変わっていくかといったこともある程度準備をしておかなければいけません。
うまくいく会社経営者でも、途中で挫折してしまうのは最初だけうまく1点中から方向転換しなければならず、それができない状態が続いた場合です。
ある程度大きくなってしまうと、この方向性がなかなかをつかめなくなると同時に、仮につかんでいたとしても中に転換することができません。
鬼怒川温泉の廃墟ホテル
会社とは少し違うかもしれませんが、鬼怒川温泉と言う温泉がありますが、あそこに行ったことがある人は、廃墟のホテルを見たことがあるかもしれません。
川沿いに廃墟のホテルがいくつも並んでおり、まるでお化け屋敷のようになっています。
なぜあのような状態になったかと言えば、経営者が転換することができなかったと同時に、時代を読む力がなかったからでしょう。
現在廃墟のホテルでも、実は1990年代の初頭までは比較的うまくいっていました。
鬼怒川温泉と言うのは、関東の奥座敷とも言われており、関東の中心部である東京からも電車で2時間あるいは2時間半ほどで行けるほどの距離になります。
つまり、関東のお客さんが温泉として思い浮かべられるのは、鬼怒川温泉が多かったわけです。
バブルの時期は、個人的な観光客ではなく慰安旅行などの会社単位の旅行の客が多く、そこで大きな利益を出していました。
まとめ
ところが、不景気になるとだんだんと会社のほうも慰安旅行等をなくしていき、社員旅行も少なくなっていたと言われています。
その結果、これからもさらに社員旅行が増えるに違いないと考えたホテルの思惑とは異なり、実際には個人旅行が増えていった結果、今までの設備投資が無駄になってしまったところが、それが原因で経営自体が圧迫したと言えるでしょう。
ある程度大きくなったホテルや、会社等もそこにたくさん資金を投資して外してしまえば、急に転換することができません。
その結果、先細りしてしまい、結果的に夫妻が50億円などになってしまった結果、手放さざるを得なかったわけです。
会社資産は、いざと言う時に使うものですがなんとなく勢いで使ってしまうと間違える可能性があります。
少なくとも皆がやり始めたと言う事は、昔の時代に変わる転換期でもあることを忘れてはいけません。
周りの人が設備投資を始めたとすれば、少し怪しいと感じた方が良いでしょう。
最終更新日 2025年6月12日 by miyaza