多くの男性が心のどこかで「いつかは俺もハゲるのかも…」と心配しているでしょう。
髪の毛に悪い食事や行動を回避するように心がけていたり、育毛剤などを使ったケアを日々心掛けているのではないかと思います。
抜け毛の原因というとこれまでは遺伝要素であったり睡眠不足や栄養の偏り、ストレスにあると言われていましたが、最近の研究ではこんなものにまで抜け毛になる原因があると言われています。
その男性の新たな敵となるのが、なんとスマートフォンなのです。
正確には眼精疲労からくるヒタイ周辺の皮膚硬直で、毛根が弱くなって髪の毛が抜けやすくなるというものです。
これはビジュアル・ディスプレイ・ターミナル症候群(通称VDT症候群)と呼ばれており、SEやオペレーターといった一日中モニターを凝視するようなお仕事の人に多くみられる症状のようです。
このVDT症候群にはヒタイ周りの皮膚が固くなるというM字ハゲ誘発の原因のみならず、吐き気や肩コリ、首周辺のコリといったものが併せて出てきます。
そういえば自分の周辺などのSEさんも、毛髪が薄い人が多いのはこのせいだったのか!とフト思ったりもいたしました。
ただ彼らの場合は納期間近には寝る暇も惜しんでモニターとにらめっこすることになり、睡眠不足などの生活リズムの乱れも相まって毛髪が寂しい人が多いのもあることでしょう。
話は戻りましてこのVDT症候群ですが、これまではこうした特殊なお仕事についている人に主に出ていたのですが、スマートフォンの普及とそれに依存するヘビーユーザーが増えたことにより、一般の人にも多くみられるように最近ではなっています。
こうした社会の風潮は地味にM字ハゲの男性をひょっとすると増やしているのかもしれませんね。
このVDT症候群はつまるところ眼精疲労なわけですから、これを予防するには適度な目の休憩や目薬などによるかすみ目の防止でケアをすることは可能です。
スマホが手元から離れると不安になる携帯依存症のクチがある方は、同時にM字ハゲの予備軍にもなるかもしれませんので注意しておきましょう。
頭皮の脂、シャンプーの仕方だけではなく目の疲れにも気をつかう事で、M字ハゲを予防することができるのですが、毛髪の敵は増える一方であり、男性はますます悩まされそうです。
自分の日常生活を振り返ってM字ハゲなどになりそうな原因を突き止めて、可能な限りそれを解消することも大事でしょうね。