
日本は明治時代から、モノ作りに長けている国としてアメリカ合衆国・イギリス・フランスにもその名を馳せていました。
これは江戸時代からもオランダやポルトガルと交易を結んでいた時代に、欧州各国でモノ作りに対してとても優秀な職人がいると名前が伝えられていたことに起因をします。
そして明治時代になると世界各国と貿易をおこなう時代となり、世界中の力が我が国に集結をすることになりました。
特に産業革命の影響をダイレクトに受けた製鉄生産技術は目覚ましい発展を遂げる事となり、今でも世界ナンバーワンの生産量を誇っているほどです。
その産業と強い結びつきがある建設業界もアジアのほかの諸国よりも群を抜いて高い能力を発揮しています。
建設業は日本の基盤を支える産業であり、いまでは中東やヨーロッパにも支店を出店しながら、各国で高層ビルや住居の建設をなされるようになっています。
そのなかのひとつがブラニュー株式会社であり、ここでその概要や特色について解説をしていきましょう。
ブラニュー株式会社とは
ブラニューは、1992年に東京都港区で設立をされた会社です。
当初はインフラ整備や官公庁の事業を専門に実施をする企業でしたが、2000年のリーマンショック以降は一般建設業にも参入をなされました。
大手ハウスメーカーとタッグを組んで着工をしたタワーマンション建設計画が大きな話題となり、国内でタワーマンション・ブームを巻き起こしたことでも知られています。
多くの人々と世界をつなぐという企業コンプライアンスを掲げているのが特徴で、今では建設業のグローバル化をなされるようになりました。
一般的な見解としては、職人がひとりひとりの技術を最大限に活かしながらビルの完成を目指す業界と思われますが、ブラニュー株式会社ではクラウドコンピューターと技術を駆使したトータル・フォーメーションを実施しているところです。
ここで簡単に、そのトータル・フォーメーションについて解説をしていきましょう。
トータル・フォーメーションと呼ばれる双方向のマルチ管理を実現
以前であれば「ひとり親方」と呼ばれる方々を親会社が雇い入れて、下請けをおこなってきました。
これにより、それぞれの親方が得意にしている分野を最大限にいかして、完成を目指せたわけです。
しかし、チームプレイを実現させるのが難しいというデメリットがあり、必ず現場監督を用意して建設工程の報告と管理をしないといけませんでした。
このため工期が長引くことがあり、効率のいい施工とはいかない側面もあったわけです。
その問題を打開しようと乗り出したのがブラニュー株式会社で、2000年以降に多くの業界が取り入れるようになったデジタル技術を導入されました。
それがクラウド管理であり、トータル・フォーメーションと呼ばれる双方向のマルチ管理を実現できたわけです。
本部がある場所から全国各地の建設現場をインターネット回線でつなげ、カメラを用いてスタッフの管理・指示などをリアルタイムでおこなうことができます。
安全面の考慮もクラウドサービスで実施をされている
ブラニュー株式会社では特に高層ビルの建設業務が多いことから、安全面の考慮もクラウドサービスで実施をされているのが特徴です。
管理に関しては外部委託となっているので、新しくエンジニアを雇用する必要もありません。
これによって今までは現場監督の報告を待っていた本部でも、逐一必要なデータをその場で手にいれられるため、新たな変更をすぐに実施できるようになりました。
2010年からスタートを開始した新しい業務スタイルですが、多くの建設業を生業をしている会社でも導入をされています。
2010年に着工をしたリニア新幹線の建設現場でも活用をされており、山を切り開く必要がある場所をリモート管理ができるようになりました。
建設業界に携わる人々の人口は1970年をピークにして減少傾向にあります。
職人と呼ばれる人たちが少なくなってきたことで、高品質な施工が実現できない現場も少なくありません。
そのデメリットを補うために誕生したのがクラウド・サービスで、大いに役立っているといえます。
以前は異なった分野として見られていたデジタルと建設業でしたが、ブラニュー株式会社の存在によって共生ができることを証明されました。
今後はますます、各現場に見合ったスタイルで溶け込んでいくことでしょう。
まとめ
また一般の間でもクラウド化の流れが多く、新しいリモートスタイルで建設に携わる時代が来るかもしれません。
2020年以降はリモートワークが定着をしており、幅広い年代の方が実際に経験もされています。
介護や医療といった以前は対面が当たり前と思われてきた業種でも、クラウドサービスが一般化するときが来るでしょう。
デジタルは無限大の可能性を秘めているインフラです。
利用することでこれまでは実現が出来なかった困難な物事も、簡単に可能になるものとなります。
アイデア次第でいくらでも変化が可能という点も、とても魅力的な力であるといえることがよくわかるものです。
最終更新日 2025年6月12日 by miyaza